ネオンデーモン見ましたネタバレあります
ネオンデーモン見てきました。
以下ネタバレあり。
冒頭のオープニングクレジット、「ファッション映画なのにこの書体ちょっとダサくない?」と思ったけど、かかってる音楽がダリオ・アルジェント作品のゴブリンの曲っぽかったのでなんか納得。
トイレで血を吸われるシーンで「処女の血を飲んで若返るアレかいな!」と突っ込んだけどまさかのそういう映画でした。
ランウェイでの青→赤への三角形変色で、エルファニングがデーモン化するシーンが象徴的。
というか象徴をうまく使ったストーリー運び。
ホドロフスキーにタロットで占ってもらいながら作ったって!
モーテルのお部屋にでっかい動物がいるシーンも印象強い。
あれは野生⇔人工的な美という対比なのか。
あとあとルビーが殺意を抱くシーンで後ろにチータかなんかの剥製があるのとつながっている。
レフン監督は美しい照明で美しいシーンを取るんだけど、あまりにもドヤー!すぎて笑ってしまうのですが、そんな監督が「美」についての映画を撮るというのはとても感慨深い。
お屋敷での乱闘シーンまでは予測できる範囲でしたがそのあとの飛びっぷりはびっくりしました。
ちょっと吐き気が。お腹空いていてよかった。
ラストシーン、隣に座っていた知らない女性の体臭が変化して、それにも「ううっ」となってしまいました。
見る人の体臭を変える映画ってあるのね。
衝撃作。
たぶん、ラ・ラ・ランドと裏表になる映画なのでは。